NHK「サラメシ」が3月で終了、後継番組「ひむバス!」が4月から本格放送へ

NHKの長寿人気番組「サラメシ」が、2025年3月をもって放送終了することが正式に発表されました。2011年の放送開始から14年間にわたり、働く人々のランチを通して仕事や人生を描く番組として多くの視聴者に愛されてきました。しかし、同番組の終了に伴い、バナナマン・日村勇紀がMCを務める「ひむバス!」が4月からレギュラー放送としてスタートすることが報じられました。


「サラメシ」終了の背景と功績

「サラメシ」は2011年にスタートし、俳優の中井貴一の軽妙なナレーションとともに、さまざまな職業の人々の「昼ごはん」に焦点を当てたドキュメント番組として人気を博しました。企業の社員食堂や職人の手作り弁当、さらには故人が生前愛した食事まで、多彩なテーマを取り上げ、視聴者に温かい共感と発見を提供してきました。

しかし、近年は視聴率の低下や、番組のコンセプトが一定の成熟を迎えたことが終了の理由とみられています。NHK関係者によると、「サラメシ」は終了するものの、番組内で培われた「食を通じて人を知る」という視点は、今後もNHKの番組制作に生かされる可能性があるとのことです。


「ひむバス!」が4月からレギュラー化へ

後継番組として本格的にスタートするのが「ひむバス!」です。これはお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が、バスの運転手として全国各地を巡り、地域の人々や観光客を乗せながら交流する番組です。

「ひむバス!」は2024年に不定期特番として放送され、その独特の緩やかな旅番組的要素と、日村の親しみやすいキャラクターが視聴者から好評を博しました。NHKは「サラメシ」の後継枠として本番組をレギュラー化し、より幅広い世代に親しまれる新たな地域密着型番組としての展開を目指しています。

番組では、日村が実際にバスを運転(※実際の運転はプロのドライバーが担当)しながら、乗客たちと会話を交わし、各地の魅力を発掘。グルメ、文化、名所、さらには地元住民との触れ合いが番組の主軸となります。NHKは「食を通じた視点を持ちつつ、より広い観点で地域に密着した内容になる」としており、「サラメシ」のエッセンスを引き継ぎながらも、よりバラエティ色を強めた内容になりそうです


日村勇紀の魅力と「ひむバス!」の可能性

「ひむバス!」がレギュラー化される背景には、日村勇紀のバラエティスキルと視聴者の親しみやすさがあります。バナナマンの冠番組は数多くありますが、NHKのレギュラー番組となるのは今回が初めて。日村はこれまでも「せっかくグルメ!!」などで全国各地のグルメロケを経験しており、地域密着型の番組との相性が良いと評価されています。

また、特番時代の「ひむバス!」では、地元の商店街を訪れたり、漁港で新鮮な海鮮を味わったりと、観光促進的な要素も強く、今後も地域活性化の一助となることが期待されます。


今後の展開と期待

「サラメシ」は多くの視聴者に愛された番組であり、その終了を惜しむ声も少なくありません。しかし、「ひむバス!」が新たなスタイルで全国各地の魅力を伝え、視聴者に新たな発見を提供することが期待されます。

4月からのレギュラー放送では、どの地域からスタートするのか?どんなゲストが登場するのか? 今後の「ひむバス!」の展開にも注目が集まります。

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