日本を代表するロックバンド、GLAYとLUNA SEAが2025年2月22日、東京ドームで対バンライブ「The Millennium Eve 2025」を開催しました。この一夜限りの夢の共演は、25年ぶりの対バンとなり、日本のロック史に新たな1ページを刻む特別なライブとなりました。
Contents
GLAY × LUNA SEA、25年ぶりの対バンが実現した理由
今回のライブは、LUNA SEAが結成35周年を迎える記念すべき年に行われたもので、翌23日にはLUNA SEA単独での35周年記念ライブも開催されました。両日合わせて約9万人を動員し、国内外のファンが熱狂する一大イベントとなりました。
GLAYとLUNA SEAは、1990年代のヴィジュアル系ロックシーンを牽引した2大バンドであり、共に日本の音楽シーンに多大な影響を与えてきました。彼らの関係は長年にわたり親交が続いており、GLAYのTAKUROがLUNA SEAのSUGIZOを「兄貴」と慕うなど、互いに強いリスペクトを持つ間柄です。
1999年の「BEAT out!」ツアー以来、両バンドの対バンは実現しておらず、ファンからは「いつかまた同じステージに立ってほしい」という声が長年寄せられていました。そして、LUNA SEAの35周年を記念して、この歴史的な対バンが実現したのです。
東京ドームを揺るがせたセットリストとサプライズ共演
この特別な夜は、GLAYが先攻、LUNA SEAが後攻という形でステージが展開されました。両バンドとも、代表曲を惜しみなく披露し、東京ドームを熱狂の渦に巻き込みました。
GLAY セットリスト
- WET DREAM
- MERMAID
- サバイバル
- 口唇
- pure soul
- HOWEVER
- 月に祈る
- THINK ABOUT MY DAUGHTER
- メドレー
- whodunit
- JESUS(LUNA SEA)
- whodunit
- 誘惑
- さよならはやさしく
- BEAUTIFUL DREAMER
GLAYは、TERUの伸びやかな歌声とTAKUROのエモーショナルなギターで、90年代を代表するヒット曲を次々と披露。特に「HOWEVER」では、観客の大合唱が響き渡りました。
LUNA SEA セットリスト
- SEARCH FOR REASON
- BELIEVE
- SHINE
- DESIRE
- IN SILENCE
- STORM
- I for You
- SOUL LOVE
- Dejavu
- ROSIER
LUNA SEAのパートでは、SUGIZOの圧巻のギタープレイとRYUICHIの力強い歌声が響き渡りました。「ROSIER」や「DESIRE」では、会場がまるでライブハウスのような一体感に包まれ、GLAYファンもLUNA SEAファンも関係なく、全員が熱狂しました。
圧巻のアンコール、”テナシー” & “THE★BAND”のサプライズ
ライブのクライマックスでは、GLAYとLUNA SEAのメンバーがシャッフルされた特別バンドが結成されました。
1つ目のバンドは、GLAYのTAKURO、JIRO、LUNA SEAのSUGIZO、真矢によるセッションバンド「テナシー（TENASHY）」。彼らはLUNA SEAの「TRUE BLUE」を披露し、互いの楽曲をリスペクトするパフォーマンスを見せました。
2つ目のバンドは、GLAYのTERUとHISASHI、LUNA SEAのINORAN、Jによる「THE★BAND」。こちらはGLAYの「BELOVED」をに演奏し、圧巻のステージを披露しました。
最後には、全員がステージに集合し、LUNA SEAの名曲「WISH」を全員で大合唱。この瞬間、東京ドームは感動の渦に包まれ、観客の涙が光る場面も見られました。
TERUとRYUICHI、感動のコメント
ライブ終了後、TERUとRYUICHIは互いにリスペクトを語り合いました。
TERU： 「LUNA SEAがいたからこそ、GLAYはここまでこれた。SUGIZOさん、RYUICHIさん、INORANさん、Jさん、真矢さん、本当にありがとうございます！」
RYUICHI： 「GLAYはずっと一緒に闘ってきた仲間。今夜、こうして同じステージに立てて本当に嬉しい。この奇跡に感謝します。」
ファンにとっても、バンドメンバーにとっても、忘れられない一夜となりました。
ロック史に刻まれた伝説の夜
「The Millennium Eve 2025」は、日本のロック史に残る伝説の対バンライブとなりました。LUNA SEAの35周年を祝うだけでなく、1990年代から続くロックシーンの絆を改めて感じることができた特別なイベントでした。
今回の対バンを機に、ファンの間では「またやってほしい！」という声が殺到しており、今後もGLAY × LUNA SEAのコラボレーションが実現する可能性も期待されています。
日本のロック界を支えてきた2大バンドが奏でた一夜の奇跡。その余韻は、これからもファンの心に刻まれ続けることでしょう。
コメント