2025年2月8日、カーリング全日本選手権女子準決勝が横浜BUNTAIで行われ、ロコ・ソラーレが北海道銀行に5対11で敗れる波乱の展開となりました。2018年平昌五輪銅メダル、2022年北京五輪銀メダルの実績を誇るロコ・ソラーレは、2年ぶりの日本一を目指していましたが、強豪・北海道銀行に圧倒され、まさかの敗退となりました。
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🏆 北海道銀行、試合の主導権を握り圧勝
試合は序盤から北海道銀行が圧倒的なパフォーマンスを見せました。第1エンドから2点を先取し、第3エンドではロコ・ソラーレのミスを突いて4点を獲得するビッグエンドを作り、一気に流れを引き寄せました。ロコ・ソラーレも中盤で2点をスチールするなど反撃を試みましたが、北海道銀行の正確なショットと戦略の前に苦しい展開を強いられました。
特に、北海道銀行のスキップ・小野寺佳歩選手のリードが光り、的確なガードショットとテイクアウトでロコ・ソラーレの攻撃を封じました。試合は第8エンドで北海道銀行が3点を追加し、ロコ・ソラーレはコンシードを選択。北海道銀行が堂々の決勝進出を果たしました。
📌 ロコ・ソラーレ、敗因は?
ロコ・ソラーレはこれまで日本カーリング界のトップチームとして君臨してきましたが、今大会では北海道銀行の積極的な攻めに苦戦しました。以下、敗因となったポイントを振り返ります。
① 序盤のビッグエンドを許した
第3エンドで4点を奪われたことが、試合の大きな分岐点となりました。北海道銀行は正確なドローショットで有利な形を作り、ロコ・ソラーレのミスを見逃さずに大量得点につなげました。ロコ・ソラーレは、ここでの失点が響き、試合を通じて主導権を奪い返すことができませんでした。
② 相手のプレッシャーに対する対応
北海道銀行は非常に緻密な戦略を展開し、ロコ・ソラーレにプレッシャーをかけ続けました。特にスキップ・藤沢五月選手がストーンをコントロールしきれない場面があり、ミスショットが目立ちました。普段は冷静な藤沢選手も、北海道銀行の積極的なショットに苦しめられた印象です。
③ コンディション調整の難しさ
今大会は横浜BUNTAIという屋内競技場での開催ということもあり、氷の状態が通常の北海道のリンクと異なっていた可能性があります。ロコ・ソラーレは日本選手権では常に優勝候補ですが、今大会は「滑りすぎるアイス」との相性が合わず、ミスが続いたことも敗因の一つと考えられます。
🏅 北海道銀行、決勝でフォルティウスと激突!
この勝利で北海道銀行は、9日の決勝でフォルティウスと対戦することになりました。フォルティウスは準決勝で中部電力を破り、こちらも好調なチーム。決勝では、北海道銀行が勢いのまま初優勝を果たすのか、それともフォルティウスが経験を活かして勝利するのか、注目が集まります。
🚀 ロコ・ソラーレ、今後の展望
今回の敗退により、ロコ・ソラーレは2025年世界カーリング選手権(カナダ・カムループス開催)への出場権を逃す可能性が高まりました。ロコ・ソラーレはこれまで、日本代表として世界選手権やオリンピックで活躍してきましたが、国内での競争が激化する中、新たな戦略や戦術の見直しが求められます。
特に、若手選手の台頭もあり、ロコ・ソラーレはこれから新たな挑戦を迎えることになります。藤沢五月選手を中心にチームは引き続き強化を図ると見られ、来季以降の活躍に期待が寄せられます。
🎤 選手コメント
北海道銀行・小野寺佳歩(スキップ)
「今日はチーム全員が集中してプレーできた結果が勝利につながりました。ロコ・ソラーレは強いチームですが、自分たちのカーリングを信じて戦いました」
ロコ・ソラーレ・藤沢五月(スキップ)
「悔しい結果ですが、北海道銀行が素晴らしいプレーをしたと思います。私たちもこの敗戦を糧に、次に向けてしっかり準備していきます」
📌 まとめ
✅ ロコ・ソラーレ、北海道銀行に5-11で敗れ準決勝敗退!
✅ 北海道銀行、序盤の4点ビッグエンドで流れをつかみ勝利!
✅ フォルティウスとの決勝戦へ!初優勝なるか?
✅ ロコ・ソラーレは2年ぶりの日本一を逃し、世界選手権出場も危機に
カーリング全日本選手権は、日本代表決定戦の意味合いも持つ重要な大会です。今回は北海道銀行がその強さを証明し、ロコ・ソラーレは悔しい敗戦となりました。今後、日本女子カーリング界の勢力図がどう変わるのか、注目が集まります!
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