ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)は、昨年9月に受けた右肘のトミー・ジョン手術からの回復を進め、2025年シーズンに投手としての復帰を目指していると報じられています。
現在、大谷選手はアリゾナ州のキャンプ施設で自主トレを行い、新たな投球フォームでブルペン投球を再開しています。
しかし、通常のリハビリプロセスとは異なり、マイナー登板なしで「ぶっつけ本番」での投手復帰となる可能性が高まっています。
Contents
投手復帰の準備状況 リハビリの進捗は?
大谷選手は2024年シーズンを打者専念でプレーし、打撃面では安定した成績を残しました。その一方で、投手としての復帰に向けたリハビリを着実に進めてきました。
①ノーワインドアップの新フォームを導入
最近の投球練習では、ノーワインドアップ(セットポジション)の投球フォームを採用していることが確認されました。
このフォームの変更には3つの狙いがあるとされています。
- ① 肘への負担を軽減
- ② ピッチクロックへの対応(投球動作をスムーズにする)
- ③ 体のバランスを改善し、再発防止
また、左手の動きも修正しており、過去のフォームと比較してよりシンプルで効率的な投球動作に移行していることが分かります。
②「ぶっつけ本番」の可能性が高まる
通常、トミー・ジョン手術を受けた投手はリハビリ過程でマイナーリーグの試合に登板し、実戦感覚を取り戻してから復帰するのが一般的です。
しかし、大谷選手の場合、マイナー登板なしでメジャーの実戦で投手復帰する可能性が高いと報じられています。
これは異例のアプローチですが、リハビリ登板を省略し、メジャーの打者相手にライブBP(実戦形式の打撃練習)を重ねながら調整を進める方法が検討されているといいます。
監督のコメント「復帰は5月を予定」
ロバーツ監督は、大谷選手の投手復帰について「5月の復帰を予定している」と発言しています。
しかし、これはあくまで現時点での見通しであり、リハビリの進捗によっては時期が早まる可能性もあると見られています。
「大谷は、特別な選手だ。彼がマウンドに戻る姿を楽しみにしている。焦らず最適なタイミングで復帰できるようサポートしたい」と監督はコメントしています。
2025年のシーズン開幕は「打者専念」か
大谷選手は、2025年の開幕戦には「打者として出場」し、その後に投手復帰するプランが濃厚と見られています。
「開幕から投打の二刀流」での復帰は難しいと考えられており、少しずつ投手としての調整を進めながらシーズン中にマウンドに立つ形が有力です。
打撃成績が好調であれば、焦って投手復帰を急ぐ必要がないため、慎重に復帰時期を見極める可能性もあります。
歴史的な復帰に向けて ファンの期待高まる
大谷翔平選手は、史上最高の二刀流選手としてMLBに名を刻み続けています。
もし2025年シーズンに投手として完全復帰を果たせば、前例のない偉業となることは間違いありません。
今後の動向に注目が集まりますが、まずはリハビリが順調に進み、再びメジャーのマウンドに立つ姿が見られることを期待したいです。

コメント